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Bandicamで音ズレが発生した時の対処法

この記事は約5分で読めます。

ゲームを録画していい動画が撮れたのに、AviUtlなどの編集ソフトに入れたら音ズレが発生して動画が台無しになったなんてことありませんか?

自分も以前ゆっくり実況動画をいくつか作ったことがありますが、何回か音ズレが起きて修正するのに難儀しました。

今回はそんな音ズレが発生した時の対処法や、Bandicamを設定して音ズレが発生しないようにする方法を解説いたします。

Bandicamとは何ぞやという方はこちらの記事をご覧ください。

Bandicamで音ズレを発生させない設定

まずは画面をキャプチャする際、音ズレが発生しないようにする方法を解説します。

まずビデオ項目のフォーマットの設定画面を開きます。

そしてフレームレートの右側にある「…」をクリックしてフレームレート設定を開きましょう。

【VFR使用 – 可変フレームレート(推奨)】と、【CFR優先 – 固定フレームレート】のどちらかを選ぶ項目がありますが、これは下側のCFR優先を選択してください。
選択を終えたらOKをクリックして設定画面を閉じておきましょう。たったこれだけで音ズレが発生しなくなります!

なお、Bandicamでキャプチャーしながらゲームが快適に遊べれるようなPCスペックが前提条件となります。
もしスペックを十分に満たしていないマシンでキャプチャーすると上記のような設定をしていても音ズレが発生する可能性があります。
その時はBandicamのキャプチャーの設定を低負荷にするか、高スペックなマシンに買い替えましょう。

音ズレが発生した動画を修正する方法

せっかくいい動画が撮れたのに音ズレで台無しになった!これを修正する方法とかってないの?

ご安心ください。音ズレした動画を修正する方法もいくつかあります。

今回は簡単に修正する方法を2種類紹介します。

外部ソフト「HandBrake」を利用する

HandBrakeはフリーのエンコードソフトになります。

こちらにBandicamでキャプチャしたVFRの動画をCFR動画に変換して音ズレを強制的に直そうという方法になります。

まずはコチラからHandBrakeをダウンロードし、PCにインストールして起動しましょう。
起動したら以下のような画面になるので、こちらに修正したい動画をドラッグ&ドロップで入れてあげます。

動画を挿入したら、Videoタグをクリックしてエンコードの設定を行います。
設定は以下の通りにやりましょう。

  • Video Codec:H.264(x264)
  • Framerate:Same as source
  • Constant framerateにチェック(超重要です!)
  • 右下のBrowseで保存先を選択

他は特にイジらなくても大丈夫です。

設定が完了したら上部のStart Encodeをクリックして動画をエンコードしましょう。

エンコードした動画をAviutlなどの動画編集ソフトに読み込んで音ズレが起きていないか確認してください。音ズレが修正されていればそれでOKです。

Aviutlで修正する

Handbrakeを使用しなくてもAviutl単体で動画の音ズレを直すこともできます。

前提として「L-SMASH Works」というプラグインが必要になりますので、事前に「L-SMASH Works」を導入しておいてください。
「L-SMASH Works」のインストールど導入方法はコチラからダウンロードできます。

aviutl

Aviutlを起動したら「ファイル」>「環境設定」>「入力プラグインの設定」>「L-SMASH Works File Readerの設定」をクリックします。

L-SMASH Works File Readerのダイアログボックスが表示されるのでVFR->CFRにチェックを入れ、動画のフレームレートに合わせて後ろの数値を変更します。
数値は以下の通りに変更しましょう。

  • 59.94fps:60000/1001
  • 60fps:60000/1000
  • 23.976fps:24000/1001
  • 24fps:24000/1000
  • 29.97fps:30000/1001
  • 30fps:30000/1000

ちなみに自分の動画のフレームレートを調べる方法は、対象となる動画を右クリック>プロパティをクリックして、詳細タブで調べることができます。

設定を完了したらOKをクリックし、一度Aviutlを再起動しましょう。
再起動しないと設定が反映されないので気を付けてください。

Aviutlを再起動したら動画を取り込み、音ズレやカクつきがないか確認してください。

音ズレが修正されていれば設定完了です。

それでも音ズレが直らない場合は…

普通の再生プレイヤーを使って音ズレが発生していないか確認してみましょう。
通常、音ズレは通常再生では発生せず、動画編集ソフトに入れることによって初めて音ズレに気付きますが、もし再生プレイヤーでも音ズレが発生していた場合は動画自体が音ズレを引き起こしているので修正するのは難しくなります。

このような場合は無理に直そうとせず、また録画しなおした方が簡単かもしれません。

その際PCスペックが低いと再び音ズレが発生するので、PCへの負担を減らすためにBandicamの設定を下げておきましょう。

具体的には

  1. 画質を下げる
  2. フレームレートを30以下にする
  3. 解像度を下げる

など、PCへの負担を減らしましょう。

それでも音ズレや動画がカクつくようでしたら、PCをもっと強いスペックに買い替えるのを検討しましょう。

まとめ

今回のまとめは以下の通りになります

  • Bandicam側の設定で音ズレを防ぐ
    • ビデオ項目のフォーマット設定>CFR優先にチェック
  • 音ズレしてしまった動画を修整する
    • HandbrakeでCFR動画にしてエンコードする
    • Aviutlのプラグイン「L-SMASH Works」を利用して強制的にCFRとして編集する

今回はBandicamで発生した音ズレを防ぐ方法と音ズレした動画を修整する方法について解説しました。

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。