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電源プロセッサの設定でPCの性能をほとんど落とすことなくCPUの排熱温度を下げる方法

この記事は約7分で読めます。

PCの各パーツは熱に弱く、対策をしないまま放っておくとどんどんPCの寿命が短くなっていきます。

特にノートPCはデスクトップPCと比べて通気性が悪く、PC内部に熱が籠りやすいです。

CPUが熱暴走を起こすと動作が重くなったり、電源が落ちたり、最悪の場合は起動すらしなくなります。こういうトラブルを起こさないためにもしっかりと熱対策をやっておきましょう。

電源プロセッサの状態を99%にする

この方法は私が今まで実施した中でも一番効果のあったものです。
室内の環境や季節にもよりますが、CPUの温度が最大で20℃~40℃も下がりました。

まずはコントロールパネルを開き、「システムとセキュリティ」の「電源オプション」を開きます。

電源オプション

バランス(推奨)の「プラン設定の変更」をクリック

プラン設定の変更

「詳細な電源設定の変更」をクリック

詳細な電源管理の変更

電源オプションダイアログボックスから「プロセッサの電源管理」項目を開いて、最大プロセッサの状態を99%に変更します。

プロセッサの電源管理99%

これだけの設定でCPUの性能をほとんど落とすことなく、CPUの発熱を抑えることができるようになります。

ちなみにシステムの冷却のポリシーには「アクティブ」と「パッシブ」の2種類がありますが、これらの違いは

  • アクティブ
    CPUの処理量が増えて発熱するとCPUファンが回り始め、それでも温度が上昇するようならCPUファンの回転スピードが上がります。それでもCPUの温度が下がらない場合はCPUの処理速度を落とし、温度を下げます。パフォーマンス優先になります。
  • パッシブ
    CPUの処理量が増えて発熱するとまずはCPUの処理速度を落として発熱を抑えます。それでもCPUの温度が高いとファンが回転するようになります。こちらは多少パフォーマンスが落ちますが、静かに作業をしたい時に向いています。

エンコードをかけてどれくらい温度が下がったのか実際に検証してみた

実際にCPUに負荷をかけてどれくらい温度が下がるのかAdobe Premiere Proで検証してみました。

エンコードする動画は長さは2分42秒、サイズ1920*1080フルHD、フレームレートは30、ビットレートは10Mbps前後、ソフトウェアエンコードで出力しています。

ちなみに私のノートPCのスペックは
・CPU:AMD Ryzem5 4600H
・メモリ:16GB
・GPU:NVIDIA GeForece GTX 1650
になります。

今回調査に使用したCPUの温度測定ソフトはCore Tempになります。

Core TempはCPUの使用率や現在の温度、最小と最高温度を表示させることができます。
また、温度だけでなく電圧やクロック数まで分かる優れものです。

Core Temp

検証1:バランスの場合

バランスの場合の温度

まずは電源管理がデフォルトで表示されているバランス(推奨)の調査結果です。

エンコードを始めた途端最大温度が111℃まで上昇し、その後80℃~90℃前後で安定しました。

CPUの温度は90℃を超えるとレッドゾーンなのでこれではちょっと危ないですね…

ファンの回転も高くなり、非常に音がうるさかったです。
エンコード時間は約1分でした。

検証2:プロセッサの電源管理99%(アクティブ)の場合

プロセッサの電源管理(アクティブ)の場合

続いてプロセッサの電源管理99%でシステムの冷却ポリシーが「アクティブ」の場合です

最大温度が54℃でエンコード中の温度も50℃前後でした

CPUの負荷は60%~70%とあまり変わりませんが、温度が劇的に下がっていますね。
ただし、エンコード時間は約1分40秒と少し長くなりました。

ちなみにファンの回転は上がらず、終始静かでした。

検証3:プロセッサの電源管理99%(パッシブ)の場合

プロセッサの電源管理(パッシブ)の場合

続いてプロセッサの電源管理99%でシステムの冷却ポリシーが「パッシブ」の検証です。

こちらは最大温度が57℃、エンコード中の温度は55℃でした。

アクティブと比べて少しだけ温度が高いですが、誤差範囲だと思います。
こちらもエンコード時間はアクティブと変わらず1分40秒前後でした。

こちらもファンの回転は上がらず終始静かにエンコードしました。

デスクトップPCの場合は電源設定をやる必要はない

デスクトップ用のPCの場合、ちゃんとファンが回って空気が流れていれば基本的に危機的高温になることはありません。

しかし、あまり性能の高くないグリスやCPUファンだと冷却性能が高くないので、ゲームをしていたら温度が70℃~80℃だったということがよくあります。

そういう場合は電源設定をイジるより、新たにCPUグリスを塗りなおしたり、性能の良い冷却ファンに交換してみましょう。

ちなみに私は2017年にAmazonで「サイズ オリジナルCPUクーラー 虎徹 Mark II」を購入しましたが、ファンの回転音も振動も全くせず、CPUの温度も基本的に50℃を上回ることはなくなりました。

ただ、どういうわけか値段が爆上げで10,000円超えになっています…

現在はこの商品の上位モデルが安く売られているので、そちらを購入したほうがいいですね。

まとめ

ノートPCでゲームや動画をエンコードしていると、ファンの回転数やCPUの温度が気になったのでいろいろと調査してみました。

「プロセッサの電源管理」を99%にするだけでパフォーマンスをあまり落とすことなく、最大40℃もの温度を下げることに成功しました。

以上のような設定を行うとCPUの温度が上昇しすぎてPCが重くなるのを防いだり、寿命を延ばしたりできそうですね。

私も普段から99%で作業していますが、特にストレスを感じることなく作業ができています。