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Bandicamの各項目の説明とオススメの設定

この記事は約8分で読めます。

Bandicamはパソコンの画面に表示されている映像と音声をデータとして保存できる高性能の録画(キャプチャ)ソフトです。
デスクトップ画面やゲーム画面、外部デバイス録画のなど、3つのモードで画面をキャプチャすることができます。
キャプチャーソフトは基本的に設定が難しく、専門用語も多いので途中で諦めて挫折してしまう人がいますが、このBandicamは難しい設定をすることなく簡単に録画することができるのが特徴です。

本記事ではBandicamの設定方法や基本的な使い方を解説してきます。

Bandicamの導入方法

まずは公式サイトからBandicamをダウンロードしましょう。
Bandicam公式サイト

ダウンロードをすると「bdcamsetup.exe」という名前のセットアップデータが保存されるので実行しましょう。
インストールは標準的なインストーラーです。そのままインストールを進めてください。

Bandicamの設定方法

ホーム

ホームは使用する録画モードを決定します。

指定した領域

こちらはPC画面の指定した範囲内を録画したい時に使用します。
画面内に青枠が表示されるので枠の右下か左下をドラッグして範囲を決めるか、プリセットで決めた範囲をキャプチャーすることができます。

フルスクリーン

ディスプレイ全体をキャプチャーしたい時に使用します。

マウス周辺

マウスの動きにあわせてその周囲を録画するモードです。
最小範囲は320×240からキャプチャーできます。

ゲーム

ゲームをする方なら最も使う機会の多いキャプチャモードになります。
PCゲームを録画する時に使用します。

外部デバイス

WebカメラやPlayStation、SwitchなどHDMIで接続された外部からのデバイスをキャプチャーする時に使用します。
PlayStationやSwitchなどを録画するには別途入力用のHDMI対応キャプチャーボードが必要になりますが、キャプチャーボードには元々録画機能があるので使う機会は少ないでしょう。

一般設定

キャプチャーした動画をどこに保存するかを決めることができます。
自分が管理しやすい位置に保存するといいでしょう。

基本的に動画はサイズが非常に大きいので、容量に余裕のあるドライブや外付けHDDに保存するのが望ましいです。

フレームレート

録画モードがゲームモードだと表示されます。
フレームレート表示をONにしたままゲームを起動すると、画面上に現在のフレームレートが表示されるようになります。

文字色は色ですが画面をキャプチャー中は文字色は赤色になるので、現在録画中かどうか一目で分かるのでONにしたほうがいいでしょう。

ビデオ設定

キャプチャーを開始するショートカットキーを変更したりオーディオのキャプチャー、マウスカーソルのキャプチャーのほか、キャプチャーする画質を決めます。

キャプチャー

まずは録画を開始するためのホットキーを設定しましょう。
開始・停止にチェックを入れて録画をスタートするキーを割り当てます。
開始するキーを1つ押せば設定完了ですが、Ctrlキー、Shiftキー、Altキーを組み合わせたキーの割り当ても可能です。
ご自分の環境やゲームの環境に合わせて変更してください。

キャプチャー詳細設定

「詳細設定」ボタンをクリックするとゲーム音の録音設定、Webカメラやマウスカーソルをキャプチャーするかどうかの設定を行えます。
他にも作成する動画にロゴやテキストを追加したり、Bandicamの優先プロセスを変更することも可能です。

音声

ゲーム音を録音するには「音声をキャプチャーする」にチェックを入れ、基本オーディオデバイスのスピーカーを設定しましょう。
基本的に音が流れているデバイスを選択したらOKです。分からない場合は既定の出力デバイスを選択しておけば大丈夫です。
ゲーム実況で自分の声を入れたい場合はマイクのデバイスも設定しましょう。

Webカメラ

ゲームをキャプチャーしながらWebカメラからの映像を重ねてキャプチャーする機能です。

YouTubeでよく見かける顔出しゲーム実況動画やオンライン講座の動画を作成するときに便利です。

プレビューと詳細設定でWebカメラで表示される位置を調整することができます。

マウス

ゲームをキャプチャー中、マウスカーソルの動きをキャプチャーするかどうがを決めます。

また、クリックした時に効果音を鳴らしたり、クリック効果を入れることもできるようになります。
必要に応じてチェックを入れましょう。

ロゴ

キャプチャーした動画にロゴやウォーターマークを設定することができます。

主に動画の著作権者情報やクレジットなどを表記するために使用されます。

こだわりがなければ特に設定しなくても大丈夫です。

テキスト

ロゴは画像を貼り付けれますが、こちらは自分で好きな文字を入力することができます。

こちらも著作権者情報やクレジットなどを表記するために使用されます。

こだわりがなければ特に設定しなくても大丈夫です。

オプション

Bandicamを細かく設定できます。

  1. プロセスの優先度
    Bandicamのタスク優先権を選択します。[高く]設定すると、キャプチャー映像のフレーム欠けを防ぐことができます。
    ただし、高すぎると逆にゲームの動きが悪くなったりするのでここは通常~通常以上くらいに設定しておきましょう。
  2. 録画開始時と終了時に音で知らせる
    有効にすると手動で録画を開始、終了した際に音で知らせます。
    開始音、終了音も
  3. 録画開始前にカウントダウンタイマーを表示する
    これをONにした状態で録画を開始すると3秒のカウントダウンが入り、その後キャプチャーが開始します。
  4. 改善されたキャプチャー方式を使用 (高速、Window 8以上)
    Windows8以上のPCだと高速で録画できるため、遅延することなくキャプチャーできます。
    PCがWindows8以上の方はチェックを入れておいてください。
  5. フレームに変化がない場合はキャプチャーをスキップする
    この機能をONにすると、フレームに変化のないシーン(例えばマップ切り替え時など画面が暗転した時)を自動で排除してくれる機能になります。
フォーマット

画面をキャプチャーする時の画質やサイズ、コーデックやファイルの種類の設定やオーディオコーデックの変更ができます。
目的に合わせて変更していきましょう。

プリセット

プリセットを開くと目的に合わせて最適化されたビデオやオーディオの設定一覧が表示されます。
最初から入ってるプリセットを使用しても問題ありませんが、自分で設定したほうが編集しやすくなります。

設定

自分で動画の形式や画質などを細かく決めることができます。

  1. ファイル
    AVI形式とMP4形式で選択できます。あとでAviutlなどで動画を編集するのでしたらAVI形式を選択しておいてください。
  2. サイズ
    キャプチャーする画面のサイズを指定できます。
    まずはオリジナルサイズで録画して、画面がカクつくようなら徐々にサイズを小さくしていくといいでしょう。
  3. フレームレート
    数字が高ければ高いほど滑らかな動画を作成できますが、そのぶんサイズやPCの負荷が大きくなります。
    60fpsで録画して画面がカクつくようなら減らしていくといいでしょう。
    ただし30fpsより小さくなるとPCの負荷は少ないですが、録画したビデオは逆に見づらくなります。
    入力欄の右にある「…」をクリックしてフレームレートモードを【CFR優先 – 固定フレームレート】に変更しておきましょう。
    これをやっておかないと音ズレが発生してせっかく撮った動画が大変なことになります。
    Bandicamで音ズレが発生した時の対処法
  4. コーデック(ビデオ)
    動画をどのように圧縮するかを決めることができます。
    できれば高画質、高圧縮になるコーデックを選択しましょう。
    基本的には「Xvid」で問題ありませんが、グラボを積んでいる場合は「H264(グラボ名)」を選べば問題ありません。
    ちなみに使用しているマシンによって選択できるコーデックが変わります。
    Bandicamのホームページにコーデックの詳細が書かれているので、何を選べばいいか迷った場合はこちらを参照してください。
    最適なコーデック
  5. 画質
    数字が高ければ高いほど綺麗にキャプチャーできますが、その分負荷も大きくなります。
    80でも充分ですが、最高画質にしたい場合は100にしましょう。
  6. コーデック(オーディオ)
    ファイルの種類がAVIなら「MP3」「MP2」「PMC」と3つありますが、編集作業を行う予定なら迷わず「PMC」を、ファイル形式がMP4なら「AAC」を選択しておきましょう。
  7. ビットレート
    1秒あたりの処理ビット数を設定できます。高ければ高いほど高音質になりますが動画の容量が増えます。
    基本的に192kbps以上を選択していれば大丈夫です。
    コーデックが「PCM」だとビットレートは選択できません。
  8. チャンネル
    ステレオかモノラルを選択できます。
    よほどのことがなければステレオで設定しておきましょう。
  9. サンプルレート
    サンプルレートとは周波数です。こちらも数値が高ければ高音質になります。
    44,100Hz以上で一般的なMP3音質、48,000Hz以上で専門的なデジタル映像機器に使用されるサンプルレートになります。
    こちらも48,000Hzを選択しましょう。

静止画設定

静止画キャプチャーはボタンひとつですぐにスクリーンショットが撮れます。
また、Bandicamには一定時間ごとに静止画を繰り返し撮影できる連続静止画キャプチャーモードがあります。

キャプチャー

こちらもビデオ設定と同じようにスクリーンショットを撮影するためのホットキーを設定します。

連続静止画キャプチャーは一定時間ごとに繰り返し静止画をキャプチャーすることができます。時間は0.1秒~9999秒まで設定できます。

静止画キャプチャー設定

スクリーンショットを撮影した時にウォーターマークを表示させたい時に使用します。
特にこだわりがなければ設定する必要はありません。

フォーマット

画像の拡張子を設定できます。
BMPは最も画質は高いですが画像サイズもほかのと比べると格段に高いです。ほかの形式を選んだ方が無難でしょう。
高画質で容量を抑えたいならJPG形式の高画質にチェックしたほうがいいでしょう。

まとめ

ゲームを録画するなら最初のホームでゲームモードを選び、動画の保存先を指定、ビデオ設定で画質や動画形式を設定するだけで誰でもすぐにゲームをキャプチャーすることができます。

皆さんも是非一度、ゲーム動画を撮影したりゲーム実況をやってみてはいかがでしょうか?

Bandicam公式サイト